大阪の葛城山へ行ってきました。
ちょっと傷心した傷を癒しに(笑
まず迎えてくれたのは彼岸の花
「勧酒」という漢詩をご存知でしょうか?
中国が唐だったころの時代の詩なんですが
勧君金屈巵 (君に勧む金屈巵<きんくつし>)
満酌不須辞 (満酌辞するを須<もち>いず)
花發多風雨 (花發<ひら>けば風雨多く)
人生足別離 (人生別離足る)
あまり意味わからないですよね?
それを一躍有名にしたのが井伏鱒二の名訳なんですが
私の人生の教訓というか、なんというか。
この詩を読んだとき、なにか人生を悟ったような気がしたものです。
この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生ださよならだけが人生だからこそ
一つ一つの出会いを大切にしようというものです。
まぁ、私は失ってばかりですけどね・・・wなさけないことにw
ただ、寺山修司はこの訳のあとに次のように詠ったそうです。
さよならだけが人生ならば また来る春は何だろう
はるかなはるかな地の果てに 咲いている野の百合何だろう
さよならだけが人生ならば めぐり会う日は何だろう
やさしいやさしい夕焼と ふたりの愛は何だろう
さよならだけが人生ならば 建てた我が家はなんだろう
さみしいさみしい平原に ともす灯りは何だろう
さよならだけが 人生ならば
人生なんか いりません。さよならだけの人生は寂しすぎる。
こんな自分でも新しい出会いがあり
新しい生活が続く。
人生ってのは出会いと別れの連続で
浮いたり沈んだりするからこそ面白いんでしょうね。
だからこそ、詩をかいたり
絵を描いたり
またある人は写真をとったり
失った時間をなくさないために・・・。
台風の影響で雲が多いですが・・・w
それなりに満足できました。
夕日って沈み始めるととても早いんですよ。
淡路島の影に消えてゆく・・・。
四国はもう見えないな・・・。
太陽が沈めば次はポツポツと灯りがつき始める
眠らない大阪の都市
関西国際空港
けっして失ってばかりじゃないんだと
自分で頷くために
今日もまた写真をとる。
[1回]
PR
COMMENT